切り取ったパーツをすぐに接着するのではなく、まずは接着剤を付けずに説明書どおりにパーツ同士を合わせてみます。これは接着剤を付けなければならない部分の確認と、パーツが変形していないかの確認のためです。
フタをビンから取った状態ではハケにかなりの量の接着剤が付いており、付けたくない部分にも付いてしまいます。必ずビンのフチで余分な接着剤を落としてから塗るようにしましょう。
プラモデル用接着剤は瞬間接着剤とは違い、完全に乾くまで時間がかかります。ただ、数分もすればある程度は固定されますので、手を離してパーツ同士が離れないようでしたら次の工程に進んでもいいでしょう。
パーツによっては、瞬間接着剤やボンドを使用する場合があります。メッキパーツのメッキ部分はプラモデル用接着剤では接着できませんので、ヤスリ等でメッキをはがすか、ボンドを使用して接着します。
ボンドを付ける際は小出しにして、つまようじ等で点付けすると良いでしょう。
組み立てたパーツは、なくさないように小さな容器に入れておくといいでしょう。パッケージのフタも利用できます。
プラモデルに入っている「デカール」は、日常でよく目にする「シール」とは全く違い、水につけて台紙から剥がす必要があります。水につけない状態で爪で剥がそうとしてもボロボロになるだけで絶対に取れません。
使いたいデカールを『台紙ごと』切り取ります。切り取りにはカッターを使用するのが望ましいのですが、はさみでも代用できます。カッターを使用する場合は、机が傷にならないようカッターマット等を下に敷きます。
台紙ごと切り取ったデカールです。この状態で水またはぬるま湯につけます。
水に浸してから20~30秒ほどで台紙から剥がれるようになりますので、ピンセットにてデカールを台紙ごと取り出します。
貼り付ける場所の近くへ台紙ごと置き、ピンセット等を使って、デカールのみスライドさせ位置を合わせます。
位置が決まったら、ティッシュや綿棒などで上から軽く押さえ、余分な水分を取り除きます。